音ゲーの上達について

有名な月光のソナタだが、第三楽章については相当の難易度で、"キングオブ音ゲーbeatmania IIDXでもこの難易度の曲はそうそう無いのではないか。

でもピアノにはさらに難しい曲が沢山あるし、ピアニストはそういう曲でも弾いてしまう。

どういう練習をしているのかよく知らないが、エチュードを弾いたり、難しい曲を部分に分割して少しずつ練習したり、あるいは特に難易度の高い部分のみ集中的に練習したり、最初はテンポを落とし、少しずつ原曲のテンポに近づけながら練習しているんだろうと想像する。

音ゲーはある程度のところまでは普通に楽曲をプレイしているだけで上達することができる。しかし、それだけでは限界がある。上達が止まってしまい、ある一定以上のレベルの楽曲には何度やっても歯が立たないという状態になる。必ずそうなる。その時に、さらに上を目指すためには、ただその音ゲーをプレイしているだけでは駄目で、それなりの工夫が必要になる。

ただ、音ゲーは一回のプレイで3曲しか選曲できないし、途中でゲージが0になると強制的に終了になってしまう。そして、難しいところだけをテンポを落として練習することはできないし、反復練習もできない。プレイが終わると、パッドを叩いても音は出ないし、後ろに人が並んでいたら席を譲らないといけない。なかなか練習しづらいことは確かだ。

ただ、それでも自らの演奏に自覚的であり弱点がどこかを探りながらプレイしていれば、おのずから対策は導かれるだろう。ピアノ練習のようにできなくても、音ゲーマーは制約の中で様々な練習方法を試行錯誤して生み出してきた。それに、別に音ゲー筐体上で練習することにこだわる必要もない。

例えば、敢えて高難易度の楽曲にチャレンジするショック療法を試してみる。ランダム、ミラー等のオプションをかけてみる。フルコン埋めをする。おかしな癖がついていたら(昔はよく"呪われる"などと言っていた)一旦距離をおいて放置してみる。苦手譜面と同傾向の別楽曲を練習する。動画を見て譜面を分析する。教則動画を見る。ドラム練習用キットで練習する。筋トレをする。…etc. 

駄目なのは、自分のプレイについて自覚的ではないこと。反省なしに壁を越えることはできない。

自分の場合

こういうエントリを書く時というのはだいたい壁にぶつかった時で、実際ちょっと銅ネが時間の問題かと思われたところでその手前でちょっと停滞している。単に練習量が減っているだけで、まだ全然絶望的な状態ではない、とは思っているが。

自分の場合、ある程度筋トレでも必要なんじゃないかという気もしている。スピードが足りてないから追いつかない。ハイハットの4分間隔の8分3連(←超苦手)とか、ちょっと込み入ったフィルであるとか。スピードが足りていれば譜面を見る余裕があるから余計に楽になるが、足りてないと譜面を見る余裕もなくなり余計に難しくなる。スピードをつけるためには筋トレだ。筋肉は全てを解決する!

あるいは家で練習メニューを作って、苦手シーケンスを練習する。こういうことをやらないと、駄目だよね〜。