高尾山

先日、高尾山に登る機会があった。

「稲荷山コース」という最もハードというコースを選んだので、不安が大きくかなり装備もきっちり備え、事前にこのコースの登山開始からノーカットで撮影した動画を見たりもした。しかし、正直のところ、動画を見ても、登山慣れしてない自分にはこれがどの程度キツいのか全くわからないものだ。

結果的には、天気がよかったこともあって登る方は案じていたよりも拍子抜けするほど楽なものだった。以前、宮城の御釜に車で登った時には、山頂は空気も風景も麓とは全然違う別世界であると肌で感じたものだったが、高尾山程度の高さだとそこまで植生も空気も変わるものではない。ただ、雪を被った富士山がとても大きく綺麗に見えたのは予想以上だった。一見の価値はあると思う。

朝9:30くらいから登り始めたが、のんびり、天狗焼きに並んだりして下山したら16時くらいになっていただろうか。YAMAPによると全行程で1800kcalも消費したとのことだったが全くそういう実感はなく、正直ちょっと怪しい気もしている。

想定外だったのは、思った以上に気温が低く寒さを感じたこと、また下りは一号路のケーブルカーなしで下ったのだが、勾配がかなりきつい坂を歩いて降りるのは膝に少なからず影響があったこと。降りることには事前には心配してなかったので、油断してると思わぬところで不意打ちを食らうものだ。

上りは好調だったものの、ちょっと体調が違うだけでもだいぶ違うだろうから今後の登山についても常に油断はせずにしっかり準備していかなければと思う。