Twitterとブログの関係

Twitterは見た目はチャットで、本質的にはウェブの可能性を開く第一歩なのではないかと。Web3.0という言葉は、Web2.0という言葉のお陰でもう使われることはなさそうだが、Web2.0が成熟して衰退にいたる過程で?現れたTwitterはWeb3.0相当の可能性を秘めているのではないかと思っている。
自分は「ブログ」という観点でTwitterを見ることができなかったので、Twitterで「ついったーとブログを同一視する感性ってどのようなものなんだろう」というポストをした。そうしたら返信してくださった方がいて、その方の発言を通して気付かされたことがあった。
つまり、ブログもまたゆるやかに社会を形成するコミュニケーションツールであるということ。そう思えば、Twitterは、量的にも時間的にも、それに費やすエネルギー的にも、すべてがミクロ化したブログなのだ、という見方も可能だ。
チャットのような外見は、所詮UIに過ぎない。意味的には、数多くのブログが行っているコミュニケーションが、何十倍、何百倍ものスピードと、何十分の一の量とで発生している。
Twitterが「ブログ」として分類されるとしたら、その理由はわかった気がした。
しかし、そうであったとしても、やはり僕はTwitterをブログであると言い切ることはできない。規模が違うということは質的な違いをもたらすのであって、さらにTwitterはブログという枠組では決して生み出せない何かを生み出しつつあると信じるから。