東方アレンジはやはりGoodです

アレンジというのは原曲が持つ可能性を引き出して聴き手に伝えてくれるという意味も持っていると思ってます。打ち込みの原曲では表現しきれなかった部分を、同人のアーティストの方々がそれぞれの形で際立たせてくれる。
その結果、ゲームに収録されているBGMを聴くだけでは決して気付かなかったその楽曲の魅力に気づかされることも少なくない。
例えば、東方星蓮船の2面道中曲「閉ざせし雲の通い路」の場合

あ、脚。。(*´д`*) ハァハァ
曲名は視界を閉ざす雲の中、道を探すというイメージですかね。短い間隔で徐々にキーが上がっていく転調の多用が独特の浮遊感をぴったり表現していると思います。ただ、前奏?の地味めな音と打ち込みのストリングスの音色でせっかくの曲の良さがいま一つ生きてきていない意味もあるのではないかと。

それのギターインストアレンジ「Somewhere out in sky」がこちら。

(サークル名:Unlucky Morpheus)

生音(ドラムは違うみたいだけど)の迫力がこの曲を目覚めさせた感じがします。というか僕の鈍い感性にも訴えかけるように表現してくれたというか。原曲にあるような、ドキドキしながら厚い雲をかき分けていくという部分は抜かして、疾走感溢れる演奏で原曲のメロディーをビビッドに引き立ててくれたという感じです。ギターの音色がたまらない!!

ちなみに曲名の「out in」と並ぶ見慣れない英語は、ガンマレイのSomewhere out in spaceという曲があるそうで、そのパロディかと。