安焼酎まとめ

安い焼酎を原料別に試してみたところ、自分内ランクはこんな感じになった。
いいちこ(麦)≒黒霧島(芋)>>里の曙(黒糖)>>米焼酎しろ

最初に飲んだのは麦の12度のカップ焼酎だったがこれは前述の通り。
その後試した黒霧島はうまかった。深い香りと味わいながらしつこくないのが焼酎のいいとこか。湯で割っても水っぽくならず、香りが強調されライトに量を楽しめるのがよい。ストレートは味を楽しむのには最高。
その後、気になってた黒糖焼酎を試してみる。こちらもお湯割りだが、想像したよりも甘い香りは弱く、ほのかに香る程度でお湯割りにすると味わいの深さは少々劣る感じ。ストレートで飲むのはよいが香りが薄いので僕レベルではまだ理解できない。
ラーメン屋さんで飲んでみた米焼酎の水割りがかなりヒットだったので、「米焼酎しろ」を買ってみた。しかしこれが意外な程に米のクセが強く、黒糖焼酎がいかにクセがないかがよくわかった。しつこい風味とキレの悪さは、まるで一昔前の安い日本酒のようで、ストレートでは正直「まずい」。がっかりさせられたが天然水を買ってきて水割りで飲んでみたらクセが弱まって飲める味にはなったが、米焼酎への印象はだいぶ悪化してしまった。
麦焼酎は200mlの小さいボトルの「iichiko」を選んでみた。いいちこ自体は昔から飲んだことは何度もあった、というか大学の頃にカルピスで割って自作カルピスハイをよく楽しんでいたので、特に味自体を期待しているわけではなく、あくまで比較のための軽い気持ちだった。が、これが意外な程に大ヒット。度数自体は他のと同じ25度なのだが、この芳醇な?香りはウイスキーのそれに近いと感じた。考えてみればどちらも麦が原料の蒸留酒だから、当然似てくるわけだが、それまでは2つを関連したものと捉えたことさえなかったので新たな発見だった。なんだか割るのも勿体無いと思われたのでもっぱらストレートで飲んでいたのだが、ここで、そういえばロックで飲んだことがなかったことに気づいて、コンビニでロックアイスを購入して試してみた。今までこの飲み方を試さなかったことをちょっと後悔。ロックアイスが焼酎をさわやかに冷やしつつ、そこから溶け出す水が絶妙に混ざり合い、悪く言えば「単調」なストレートとは一線を画す新しい世界を開く。非常に飲みやすいが、アルコールには鈍感になるらしく、調子に乗って飲んでいたらしこたまに酔っ払ってしまったので注意しなければ。

いずれにしても焼酎の旨さがよくわかったので、今後はもう少し高級な焼酎も試してみたいところ。まあ、金に余裕ができれば・・・。