人生の目標

同人ソフトの最高峰のひとつである「東方Project」シリーズのうちの一作「東方花映塚」のおまけテキストで、東方Projectの作者であるZUN氏が以下のように語っている。

つまり、目の前の目標は、最終的な大きな目標のためにあるのです。当たり前ですね。
・・・(中略)・・・
究極の目標、それは現実には容易に達成できない物である事が望ましいです。
「世界平和」とか「人類愛」とか「大悟徹底」とか……。
でももっと究極の目標として一般的な物があります。

それが「死後の生活を良い物とする」です。

誰もが、おおまかには目標みたいなものを設定する時はあるだろうが、「人生の目標」となると考えるのに時間をとる人はそう多くはないだろう。
ZUN氏の「究極の目標」は一見奇妙に映るかもしれないが、少なくとも生きている限りは永遠に達成できない、という意味では完璧だ。もちろん、皮肉を言いたいわけではない。ただし、「死後の生活」の存在を信仰するか否かという意味での一般性はないかもしれない。

研修を終えて部署に配属されたとき、目標をひとつもった。「この会社をより魅力的な会社にする」という大きな目標。この目標を持つか持たないかで、自分の態度や振る舞いなど大幅に変わりえたのではないかと思う。

もちろん、闇雲に目標に向かって一直線、は逆に遠回りになるから、考えて回り道をする必要はある。一見目標から遠のくように見えるだろう。しかし、決めた目標を持ち続けていれば、迷うことはない。