交差点での右折と、中央分離帯のある道路での右折の違いについて

TL;DR 右折時に、実線の停止線がある場合には右折先の信号に従う必要がある。言うまでもなく、それ以前に左右の確認は必須。

今回の運転で混乱したのは「中央分離帯に停止線がある場合の右折」と、「交差点の右折」の違いを認識していなかったことによる。

下図1、2のどちらにも右折の途中に停止線(?)があり、さらにAの信号は青だがBの信号は赤を示しているという共通点があるように見える。しかし、図1の一般の交差点では、赤い車はAの信号が青ならBの信号は赤でも(対向車線には注意しつつ)そのまま進んでよいが、図2ではBの信号に従って必ず停車しなければならない。

では、その違いはどこにあるのか?

図1 一般の交差点の右折

図2 中央分離帯に停止線がある場合の右折

 

ネットを調べてみると想像以上に大量の情報が見つかった。やはり悩んでいる人は多いということだ。

jp.quora.com

大きな中央分離帯のある交差点で右折すると、 右折直後に赤信号と向かい合いますが、 そのまま通過して良い(交差点内)場合と、信号待ちが必要になる交差点との見分け方を教えて下さい?

に対する回答のスクショがこちら

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この判断のポイントは「停止線の有無」です。曲がった先に停止線が引かれていれば、その信号に従わなければなりません。

どのサイトでも、「停止線」が判断基準になっていることがわかる。しかし、大きな交差点には、右折するときに下図のような破線の停止線のような道路標示がある場合がある。破線の停止線はどう解釈すべきなのか?

のっぴードライブログ「交差点で右折時の待つ場所とは?!」https://noppy611224.com/intersectin-rightturn-waitplace/ より引用

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それについてはこのサイトにわかりやすい図があった。これもやはり、右折時に赤信号を直進してよいケースとそうでないケースについて説明したエントリだが、通常の交差点内の右折時の「停止線」も、下図の3番目の例と同様に破線で描かれているとしたら、普通の停止線と違って強制力のない目安にすぎないということだ。

いわゆるリターンライダーです「迷ってしまう紛らわしい道路交通法の例」https://sites.google.com/site/iwayururitanraida/o-qini-rurinotsuringukosu/mitteshimau-fenrawashii-dao-lu-jiao-tong-fano-li より引用

sites.google.com

 

上記サイトの最初の例、つまり上図のような場合(このようなケースが実在するのか知らないが)がもしあったとしても、②の位置より手前で左右の確認は必須だろう。そうしないと普通に事故るよね。自分としてもそこは常に気をつけていきたい。

ただ、上記議論を踏まえてなお、「信号や交通ルール以前に周囲の確認が大事」だということが、今回気づいた大切なことの一つだ。こちらが信号を100%完璧に遵守していても、他の車が守らずに、赤信号なのにそのまま突っ込んでくるケースもあるのだ。

優先道路を走っていても、脇道から速い速度で飛び出してくる車があるかもしれない。まっすぐ走ってよいことは間違いないのだが、その際に周囲によく注意を払っているかどうかは文字通り生死を分けることになるだろう。銘記したい。