「涼宮ハルヒの消失」見てきました。

もう2週間経ってしまいましたが、公開初日に豊洲ららぽーとに入っている映画館で見てきました。
自分は今やすっかり東方厨で、アニメ方面はホントに話題の作品だけは集中してみるといった程度のライトなファンでしかないですが、ハルヒについてはちょうど3年前に動画サイトなどでアニメの放映分は全部押さえ、原作も全巻揃えて(一応)読破し、mixiのコミュは一夜にして長門関連のコミュで埋まってしまうなどすっかりその魅力にハマってしまった人間でもあります。
劇場版ハルヒはよい意味でテレビ版そのままで、原作の面白さを十分に味わえる映画になっていたと思います。元々テレビ版の質が異常に高い上に、放映時間の余計な縛りなどがない状態でハルヒのプロ達がじっくり議論を重ねて作ったとなれば名作にならないはずもないです。
エンドレスエイトを8回放映し、新しいエピソードは殆ど放映されることもなかったことで散々の評判だったアニメ2期ですが、この映画を見た後では、1期の再放送に加え「笹の葉ラプソディ」と「エンドレスエイト」を放映した2期は劇場版の前提としての意味が大きかったのではないかと思えます。エンドレスエイトは、キョン達が高校1年の夏休みのエピソードで、ここで長門は一人で15,498回、夏休み後半の二週間を繰り返していますが、長門のような“超高性能コンピューター”がバグることに違和感を生じさせないのはこのエピソードがあればこそだと思います。

ちなみに、石原監督もそのような意図だった*1ようですが、この作品はハルヒキョンのラブストーリー的な側面がだいぶ強調されているようです。ハルヒファンの間でも、「『消失』といえば長門メインのストーリー」という見解が一般的だと思いますが、上述の通り長門ファンの私から見ても、映画の中ではハルヒの魅力が際立っていたと思います。

『消失』は初回を見た一週間後に再び劇場に赴いて二回目を見るなど、自分の人生の中でも初の体験をしてしまった記念すべき映画となってしまいました。語るべきことはまだまだ沢山あるので、おいおいここにも書いていこうと思っています。

*1:パンフレットの記述