よい食事体験とは?

「おいしい」って何か、というこないだの話題とも繋がるけど、最近は食後いかに食事をしたことが透明になれるかというのが大事な気がしています。つまり腹が重たくならない、だるくならない、眠たくならない、頭も体もすっきり爽やかさを維持できるか、といったところを満たせるかが重要な観点だということ。
だいたい口当たりのよいお菓子だとかファストフードは、食べているその時は結構ハッピーなんですが、食事をとっているその最中の幸福感、味覚に訴える表現のみ追求しているものが大半だと思っています。だから、食後のことはあまり考慮されていない*1

例えばそういうものを食べた後のなんともいえない「満たされていない感」というのは、量を食べれば食べる程、強くなってくると思っています。「たくさん食べたのに、まだ何か食べたい」とか、「体がだるい」とか、「腹がもたれる」とか・・。
それに対して、バランスのとれた食事をすると、例え量的に多くはなくても食後に非常にすっきりした快適な心地よさを味わうことができる。栄養をバランスよく摂るということは、長期的な視点で見ないと効果がわからないように思われるかもしれませんが、意外とごく短いスパンでもはっきり現れるのかもしれません。

たぶん、食事というのはその時のおいしさやハッピーさだけではなく、そういう心地よさまで含んで楽しむべきなんじゃないかなと最近は思ってます。そういう総合的な観点からみれば、多少味が好みでなかったり、口当たりがよくないものであったとしても、その後が快適で調子よく過ごせるのであれば、それは素晴らしい食事体験をしたということになると思います。たとえば野菜ジュースとかがよい例です。

また、逆に炭水化物と脂肪と塩分が不足しているときのスナック菓子は体にぴったりマッチして、よい食事体験となったりもするのかもしれません。

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*1:栄養的には、他の食事でバランスを各自とることが必然的に要求されることになる。それってなかなか難しい、そういうものはカロリーが高すぎる場合が多いため、わずかであってもカロリーを含む食事によって栄養を補おうとすると、カロリーを超過してしまいがちだから。