続・大正ロマン

大正ロマン - Wikipediaより

大正ロマン(たいしょうろまん:しばしば「大正浪漫」とも表記される)とは、大正時代の雰囲気を伝える思潮や文化事象を指して呼ぶことばである。なお「浪漫」という当て字は夏目漱石によって付けられたとされる。

19世紀を中心にヨーロッパで展開した精神運動である「ロマン主義」の影響を受け、大正時代の個人の解放や新しい時代への理想に満ちた風潮にかぶせて、このように呼ばれるようになった。

大正デモクラシー」つまり民本主義が台頭(民衆と女性の地位向上)し、西洋文化の影響を受けた新しい文芸・絵画・音楽・演劇などの芸術が流布して、思想的にも自由と開放・躍動の気分が横溢し、都市を中心とする大衆文化が花開いた。

時代の不安の上にある種の退廃的かつ虚無的な気分も醸し出された。…(中略)… この背景には、19世紀後半にヨーロッパで興った文芸における耽美主義や同時代のダダイズム、あるいは政治思想であるアナキズムなどの影響もあろう。芸術作品にはアール・ヌーボーアール・デコ表現主義など世紀末芸術から影響を受けたものも多い。

大正ロマン」を色濃く表現する後世の作品

* 漫画『はいからさんが通る』(作:大和和紀 1975-1977年)アニメ・TVドラマ・映画・舞台化される。
* 映画『宵待草』(にっかつロマンポルノ 監督:神代辰巳 1974年)
* 映画『ツィゴイネルワイゼン』(1980年)・『陽炎座』(1980年)・『夢二』(1991年)(監督:鈴木清順「大正浪漫」3部作)

* デジタル・ゲーム『サクラ大戦
並行世界の日本での大正時代をゲームの時代背景としている。

なるほど、なんとなくわかるような。