アレンジ曲を通じて原曲の魅力に気づく

アレンジにはいわば素材のおいしさを「引き出す」か、素材のおいしさを「使う」か的な方向性の違いはあるだろうけど、どちらにも共通しているのは素材が活きているという点。
まあ、まずいところを引き出してしまうようなアレンジもあるのかもしれないが。
イオシスみたいに短調の曲を長調に変えた上で、さらに複数の曲をミックスさせるといった過激なアレンジは、殆ど創作に近い。「アレンジである」という「主張」だけがその曲を原曲のアレンジにしているのかもしれない。
まあ、いずれにしてもアレンジは、単に原曲を聴いていただけでは、自分の能力ではもしかしたら永遠に気づけないかもしれない隠された魅力を眼前に開示してくれる鍵なのだ。