(注意:このエントリはあくまで釣り超初心者による記述なので誤っている表現、内容がある可能性が高いです。あらかじめご了承ください。)
最近、釣りを始めた。釣り堀で養殖の魚を釣らせてもらったことがきっかけで楽しさを知って自分達だけでやってみようと思い立ったというわけだ。
釣りというのは竿があって、先端に針のついた糸があって、その先に餌をつけて、川や海にその糸を下ろすことで、魚をとるという行為であるという認識だった。
この認識は、別に大きく間違っているわけではないと思う。実際、釣り堀では、釣る場所も釣る魚も固定しているわけだし、それに最適な釣り具も餌もお膳立てされていたから、やったことは餌をつけて堀に釣り糸を投げ込むだけだった。上記の幼稚園児の描いた絵のような幼稚な認識も、大きく揺らぐことはなかった。
しかし実際に自分達でやってみると、その「下手くそな絵」と、超高解像度の現実のギャップに戸惑わざるを得なかった。
まず、竿と糸の関係。最初のイメージは「延べ竿」に近いが、それだけではない。多くの竿(「ロッド」)には「道糸」が巻かれた「リール」をつける。道糸の先には直接針がついているわけではない。道糸につけるのは、針そのものではなく「仕掛け」だ。
「仕掛け」には多種多様のものがある。もちろん仕掛けは魚を釣るための針が含まれているが、針の他にも例えば重りであったり、浮きであったり、あるいは天秤であったり、餌を入れたカゴであったり、多様な要素が含まれている。そして針も一つだけではなく、複数の針が含まれていることもある。
そして、重要な点は、「釣る場所やそこでターゲットとする魚の種類ごとに釣り具(ロッド、リール、仕掛け、餌)の構成を適切なものに変える必要がある」という点。場所とターゲットと釣り具の構成の組み合わせによって釣れる確率は大きく変化することはおそらく確かだろうと思う。さらに、釣り糸を水面下に垂らしたところで、魚が食いつくための工夫も必要になる。
さらに、それらの認識に加え、実際の釣行においては、釣り具がいかに繊細(糸の細さ、また扱いづらさ、針の厄介さ、リールの操作方法、などなど、)で、上手い人が何気なく行っている準備作業がいかに大変かを否応なしに実感させられる。
手取り足取り教えてくれる人は誰もいないが、YouTubeの釣り動画やウェブサイトを通じた独学と、自分なりの稚拙な試行錯誤を繰り返して、最近ようやく少しずつ慣れてきたと感じる。
特に大きな目標があるわけでもないが、おそらくは生涯の趣味にもなりうる釣り、少しずつ学んでいきたいと思う。