酒について

最近焼酎をよく飲んでいる。きっかけはコンビニのワンカップのコーナーでふと目に入ったカップ焼酎。大学の頃には日本酒が苦手で焼酎ばかり飲んでいたが、いつのまにか全く口にしなくなっていた焼酎を久々に試してみたくなった。最初に飲んでみたのはアルコール度12度の安っぽい麦焼酎、水っぽさが否応なしに目についたが、それでも日本酒のあとをひく濃厚な感じとは違った、なんというかあっけらかんとして後腐れのないアルコールの味わいが印象的で、これは「面白い」酒だと思った。

それで味を占めて、翌日さっそくもう少しまともな焼酎を買ってみた。これは一般にはリーズナブルな価格の庶民派の焼酎とのことだが、ストレートで一口飲んで、衝撃を受けた。水っぽさはまるでない癖に、まったく雑味のない澄んだ味わいと、この土臭さまで感じさせるような深い甘藷の香りと程よいアルコールの刺激。今までも焼酎自体は何度も飲んできたけど、こういう風に味を感じたことはなかった。そうか、焼酎ってこういう酒だったのか、と誤りかもしれないが納得させられたような気がした。

こうなると俄然、退勤後に自宅でネットをしながら嗜むお酒が楽しみになってくる。翌日には黒糖焼酎のボトルも購入してしまった。いろいろ試してみようと思う。